中田製作所

よくある質問

よくある質問

Q現在、ロール兼用化ミルには色々な成形機がありますが、これらのミルと比べてFFX Millは何が違うのですか?

ロールを自在に動かして成形する「ミル」としては一見似ていますが、その成形のコンセプトが全く違います。
従来の兼用化ミルは、方式によって兼用化の度合い及び成形のプロセスに若干の違いはありますが、そのいずれもが成形の基本をいわゆる「エアーベンド」に依存した「ケージロール」方式をベース技術としています。
この方式はコイルへの成形拘束力が弱く、フラワー形状とのかい離やローリング現象が起こりやすいことは周知でしょう。 FFXミルは、成形の基本は「ロール形状に依る拘束成形」にあると考え、BD型上下ロールによる成形を重視しました。成形の重要部をBD型上下ロールで着実に成形していくことは、操業される人々に大きな安心感をもたらすものと確信します。

QFFX Millはロールの兼用化とロール形状に添った成形、そんな相反するまさに魔法の様なことが出来るのでしょうか?

FFロール

これが、弊社独自のFFロール(Flexible Forming Roll)による成形技術です。(PAT) 即ち(1) 曲率半径が連続的に変化する「インボリュート曲面 ロール」に材料を沿わせて成形すること、そして、(2)その適当な成形部位を選んで自在にロールをポジショニングするハードとソフトから成り立っています。ロール形状にそってきちんと成形する為の「(1)適正なロール形状」と「(2)正確なポジショニング」これが最も大切な要素技術でありますが、「FEM(有限要素法)」という解析技術の存在が大きく貢献しています。
これらが集大成されて完成されたミル、それがFFXミルであり、まさに21世紀に向けた知能を持った「インテリジェントミル」と言えましょう。

Q「FEM」 最近よく耳にしますが、 どんな役割を果たしているのですか?

FEM

ロール成形は2次元的な板曲げ等と違って、連続的に変化しながら、しかも逐次的に成形を積算していく成形であり、大変複雑な3次元成形方式です。色々な寸法や鋼種があり、そしてそれぞれの成形過程に応じたスプリングバック現象やロールへの巻き付き現象、などを考えると、これに携わっておられる人達の苦労には敬意を感じます。
弊社は、この複雑なロール成形の様々な現象を「FEM」の解析技術を活用して科学的に解明し、そのレベルアップをはかってきました。今まで不十分な知見のもとに、経験的に処理されていた色々な事象が明確になり、まさに成形の名医を得た様な気がします。この「FEM」による知見をもとに、新しいロール兼用ミルや成形プロセスを開発しています。FEMはいわば「名伯楽」の役割と言えましょう。

QFFXミルのロールポジショニングの時間は?

概算ですが、小径ミルで約15分、大経ミルで約30分で完了します。

QFFXミル以外でロール兼用できる設備はありますか?

丸管を角管に再成形するロールボックス(RollBox)があります。

Q 中田製作所では、最高何インチミルラインを受注した実績がありますか?

最高30”まで製造したことがあります。

QFFXの受注実績は?

今まで約80ラインの受注実績があります。

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